ツクルト忍者 直線切りが得意な「キルト」
ツクルト忍者 波切りが得意な「ナミート」
ツクルト忍者 くり抜きが得意な「ヌキット」

夏休みの大敵!“大物宿題”きっちり終わらせ術

夏休みといえば、一日中遊んだり家族で遠くに出かけたり、子どもにとって楽しみなできごとがたくさん。でも忘れてはいけないハイライトが、そう、夏休みの宿題。特に工作や読書感想文、絵日記といった“大物宿題”に悩まされた経験は、誰しもあるのではないでしょうか。今回オルファ社員とそのお知り合いに、夏休みの宿題で苦労した思い出についてアンケート。苦労エピソードとともに、先輩として伝えたい対策法を教えてもらいました。

大人もみんな、苦労したりあせったりした経験のある、夏休みの“大物宿題”。子どもが親と同じ思いをしなくていいように、気持ちよく夏休み最終日を迎える準備をしましょう!

先輩たちの宿題アセアセエピソード3選

●20代の先輩より

日記を最終日に残してしまい…

夏休み最終日。机の引き出しから、完全に忘れ去っていた「一言日記帳」が出てきた時の絶望…。思いつく限りのフレーズを数日ごとに使いまわして文章欄を埋め、天気欄にはところどころ曇りや雨を「それっぽく」ミックスして提出。当時は「なんとかやってやった」感がありましたが、いま思い返すと適当に書きなぐったことが、先生には絶対にバレていますね(笑)

●30代の先輩より

読書感想文で、字数が余って…

小学生の時、読書感想文が大の苦手で先延ばしにした結果、本を全く読んでいない状態で8月31日を迎えた私。「童話系は分量が短いからすぐ読めるし、内容もわかりやすく書きやすいだろう」と『蜘蛛の糸』を選びました。しかし書くべき内容は理解できたものの、私の文章力では規定の文字数を突破できず。「すごいな“〜”」とか「なんでかな“〜”」など、「〜」を多用して文字数を稼ぎましたが…。先生から「次からは“〜”を使わないように」と指摘されました(笑)。文章が苦手だからこそ、作文の時間に余裕を持つべきでしたね。

●20代の先輩より

工作で使った絵の具が乾かず…

夏休み最終日に、工作の宿題で絵を描こうと思ったのですが、絵の具が乾かず一日で作業を終われませんでした。万事休すと思いきや、幸運なことに翌日は午前中の始業式だけで宿題の提出はなし!午後に超特急で絵を仕上げ、翌日涼しい顔で提出しました。絵の具の乾き待ちが必要だとは、完全に計算外でした

夏休みの宿題の、読書感想文に取り組んでいる様子

やらなきゃいけないとわかっていても、つい後回しにしてしまって新学期間近に「どうしよう!」とあせりが走るこのパターン。どうすればこの状況を変えることができるか考えてみました。親も子どもも、もうあんな思いをしないために以下の方法を参考にしてみてください。

週に1,2回、決まった曜日に「宿題ミーティング」を設定!

「宿題やったの?」の一言は、親にとっても子どもにとってもストレスですよね。かといって、声をかけないと一向に宿題にとりかかる気配はなく、これもまたストレス…。それならいっそのこと、宿題の進捗を確認する日を決めてはどうでしょう。いわば大人の世界の「プロジェクト・マネジメント」。

例えば、「毎週月曜・木曜の晩ごはんの後に宿題確認&丸付けミーティングをする」と約束。ミーティングでは、どの宿題をどれだけ進めたか、次はどれぐらい進めるかなどを確認し、宿題の進捗を一緒にマネジメントするのです。これなら声かけのタイミングに迷いませんし、子どもにも「やらされ感」が少ないので、約束をした責任感と合わさって宿題へのモチベーションにつながるかも。

親子で、毎週恒例の宿題ミーティング中

もう日記のネタに迷わない!特製サイコロを準備

今回のアンケートでいちばん「苦労した!」という回答が多かったのが、日記。毎日テレビを観たりゲームをしたり、友だちと遊んだり、日記のネタはありそうですが、「何を書けばいいのかわからない」→「あとで書こう」→「忘れ続けて数十日…」というのがお決まりのパターンですね。逆に言えば「これを書けばいいんだ!」とわかれば、ゴールは目前

そこでネタを引き出す起点となるトピックを書いたサイコロを用意。6面それぞれに「今日おもしろかったことは?」「今日悔しかったことは?」「今日頑張ったことは?」「今日おいしかったものは?」「今日何をして遊んだ?」「今日の発見は?」と書かれたサイコロを振って、出た目に合わせて日記を書くルールにしてみましょう。一問一答形式で、子どもの答えに合わせて「どうして?」とか「どんな風に?」と話を深掘ってあげると、効果は倍増。会話の流れに沿って文をつなげれば、その日の日記は完成です。

ちなみにわざわざサイコロを作らなくても、サイコロの出目とトピックの対応表を用意するだけでもOK。

日記のネタに迷わない、特性サイコロ

ダンボールパーテーションで集中エリア作り!

ダラダラと過ごしがちな夏休みは子どもの集中力も散漫になりがち。せっかく机に向かっても、周りで誰かがマンガを読んだりテレビを観たりしていたら、結局宿題を放り出して一緒に遊んでるなんて、よくある光景です。

そこでいつもの学習机をちょっとアレンジ!周りの音や景色をさえぎるように、ダンボールで簡単に囲いを作ると、あたかも特設の自習スペース。周りのざわつきが気になりにくく、目の前の宿題に取り組みやすい環境を作ることができます。

家でも勉強に集中できるダンボールパーテーション

「宿題完了!」に、親がうまく誘導してあげて

夏休みが終盤にさしかかり提出まで時間がない中で、よりによって手のかかる“大物宿題”が残っていると親も焦ってしまいます。「子どもの責任だから」と割り切って放っておくこともできないし、かといって宿題を手伝いすぎても子どものタメにならない気がする…。子どもの生活習慣をチェックしつつ、「やばい!」となる前に、宿題を乗り切るための知恵を出し合い協力してあげるとよいかもしれません。

宿題とうまく付き合いつつ、親子でよい夏休み(&最終日)を!