親子で一緒に!はじめてのカッター
使い方講座
Hello,Cutter!
直線で切る。カーブで切る。いろんな形に切り抜く。
カッターを使いこなせばできることが増えて、
創作の幅が広がります。
もちろん刃物なので少し怖いイメージもありますが、
正しい使い方を身につけることで、
カッターは一生の相棒になります。
だからこそ、使わせないのではなく、
使い方を学ぶ機会を作ってほしいのです。
はじめてカッターを使う人も、そうでない人も、
この講座を通してカッターの使い方を学び、自信をつけて、
自由な発想で楽しく工作ができますように。
準備
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身の回りを整理整頓
散らかったままだと、上手に切れなかったり、ケガをしたりすることもあるので、作業がしやすいようにキチンと片づけましょう。
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万全の体調で
カッターは集中して使うことが大切です。ケガをしている、とても疲れているなど、体調が万全でなく集中できないときはカッターを使わないようにしましょう。
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切れにくいと感じたら刃を折る、
もしくは交換するよく切れる刃は無理な力が要らないので、より安全できれいにしあがります。切れにくいと感じたら、刃を折る、もしくは交換して、新しい刃先を使いましょう。
- ※刃を折るのが難しい場合は大人にお願いしましょう。
- ※刃を折ることができるのは折る刃式カッターナイフのみです。
作業中
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押さえる手の位置に気をつける
紙やダンボールなど、切るものを押さえる手の位置に注意しましょう。
刃の進む方向に手を置くと、勢いあまったときにケガをしてしまう可能性があるので危険です。 -
刃を長く出さない
折る刃式カッターナイフの刃を出す目安は折線1本分です。
それ以上に刃を長く出してしまうと、不意に折れることがあるので
危険です。- ※その他のカッターはこの限りではありません。
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刃を出しっぱなしにしない
作業の合間などでカッターを使っていないとき、刃が出しっぱなしになっていませんか?そのままの状態は危険ですので、使わないときにはしっかり刃をしまってください。
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力を入れすぎない
カッターを使うときに力を入れ過ぎると、勢い余ってケガをしてしまう
可能性があり危険です。- ※かなり力を入れないと切れない場合は、切れ味が鈍っているか、カッターで切るのに適していない素材である可能性が高いのでご注意ください。
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切るものに適したカッターを使う
厚くて硬いダンボールには大きいサイズの折る刃式カッターナイフ。
柔らかい布にはロータリーカッター。切るものによって、カッターを使い分けましょう。 -
利き手に合わせたカッターを使う
カッターが利き手に合っていないと、作業がしにくく、作品がきれいにしあがりません。利き手に合ったカッターを使いましょう。
- ※カッターの中には右利き専用モデルもありますので、左利きの方は左右両用モデルか、左利き専用モデルをご使用ください。
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カッターマットを使う
カッターマット以外のものだと、貫通して床や机を傷つける恐れがあります。また、作業がしづらく作品がきれいにしあがりません。刃が欠けたり、切れ味がすぐに悪くなったりする原因にもなります。
- ※作りたいものよりも二回りほど大きいサイズのマットだとより安心して作業できます。
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定規は厚いもので背側を使う
定規を使って切る際は、定規は厚いものを選び、背側を利用しましょう。薄いものや傾斜のある側で切ると、カッターが乗り上げる可能性があり危険です。
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安定した平らな場所で作業する
がたつきのある机やデコボコした不安定な状態で作業すると、ケガなどの事故の原因になります。安定した平らな場所で作業しましょう。
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姿勢はまっすぐ
体を傾けたり、寝そべったりした状態で作業すると、余計な力がかかるなどして大変危険です。まっすぐ正しい姿勢で作業しましょう。
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刃を正しい方向に動かす(基本)
カッターの刃は体に対してまっすぐ動かしましょう。刃を体に対して横に動かしたり、ひっかくように使ったりすると、刃が欠けるなどして大変危険です。
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刃を正しい方向に動かす
(カッターの種類)折る刃式カッターナイフは、奥から手前に向かって切る「引き切り」です。一方、ロータリーカッターは手前から奥に向かって切る「押し切り」です。
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刃の背を使わない
カッターの刃の背側(鋭くない方)では切れませんので使わないでください。
使い方のコツ!
切るものを動かす
体に対して刃をまっすぐ動かすために体の位置を変えると、体勢が悪くなるのでよくありません。体の位置はそのままに切るものを動かしながら切りましょう。
何度か刃を当てて切る
厚いものや硬いものを切るときは、同じ場所に何度か刃を当てて切りましょう。力を入れて一気に切ろうとすると、ズレたり、ケガをしたりすることがあります。
片づけ
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使ったあとは片づける
作業が終わったら、カッターは元の場所に片づけましょう。
いつも決まった場所に片づけるようにすると安心です。 -
保管は安全な場所に
カッターを使わないときは、落下等の危険性がなく、幼児の手の届かない場所に保管しましょう。
その他
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不用意に刃に触れない
刃の部分は鋭く危険です。不用意に刃に触れないようにしましょう。
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カッターを渡すときは
刃をしまって持ち手側から刃を出したまま、また刃先を人に向けて渡すことは大変危険です。刃をしっかりとしまったことを確認し、カッターの持ち手側から渡しましょう。
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刃を振り回さない
周りのものや人を傷つけてしまう恐れがありますので、カッターを手に持って振り回さないでください。
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不用意に持ち歩かない
正当な理由や許可なく、カッターを不用意に持ち歩いてはいけません。